病気予防

病気予防

高齢ケア いぬと暮らす ねこと暮らす 避妊手術

高齢ケア

高齢ケア

獣医療や栄養学の発展、飼い主の皆様の意識の向上と共に、犬と猫の平均寿命はずいぶん長くなってきました。しかし、動物は速いペースで年をとってしまいます。成犬や成猫の1年はヒトの約4~5年に相当すると考えられ、私たちが1歳年を重ねるたびに犬や猫は4~5歳も年をとることになるのです。
動物と飼い主さまが、より楽しく快適に暮らすための環境、食事、運動や生活習慣、介護の相談など、ホリスティックケアの視点からもトータルにサポートしております。
また、シニア犬・老犬になると起こりやすい「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の予防・改善に向けた取り組みも行っています。
当院では、デイケアでの預かりや、通院が困難な飼い主さまへの往診・訪問介護も積極的に行います。

いぬと暮らす

いぬと暮らす

「子犬をお家に迎え入れたら知ってほしいこと」

子犬は、とても幼いうちからブリーダーやショップを移動し、そして家族として迎え入れられます。

お家に来て何日経ちましたか?
移動に移動を重ねたのでかなり疲れています。とてもやんちゃで元気そうに見えても1週間から10日くらいはあまり外出せず、新しいお家にゆっくり慣らしていってくださいね。


いぬと暮らす

ご飯をしっかり食べさせていますか?
ショップの店員さんに、毎食何10グラムと言われませんでしたか?
本来3ヶ月齢くらいの幼弱なワンちゃんは固太りといってコロコロ太っていなければいけません。犬の成長過程で脂肪が増えてくるのは5ヶ月齢あたりからなので、3ヶ月齢ではいくら食べても肥満にはなりません。
5ヶ月齢まではいっぱい食べて、何回もご飯をもらってしっかり食べられる大きな胃袋、しっかりとした骨格と筋肉をつけてあげてくださいね。これから10年以上健康な体を作るためには今が一番大事な時期です。
お腹が空くと吐くことがあります。犬の嘔吐の原因第一位は空腹です。だいたい成長期で大きくならなくてはいけないので、ご飯の量を決めずに食べたいだけ食べさせてあげてください。
ふやかされた水っぽいフードでは噛み足りません。歯や顎を鍛える意味でも硬いものをあげてください。


フィラリア予防

今は、何月でしょうか?
フィラリアの予防摂取期間は5月~12月までです。
2ヶ月齢を超えていたらフィラリア予防を始めてください。
1月~4月までは、フィラリアの幼虫を運んでくる蚊がいないので予防の必要はありません。ちなみに、ノミ予防は年中注意が必要になります。


散歩 お散歩は、とても大事です。
もし3回目のワクチンが終わるまで外出NGと聞かさていたならそれは間違いです。犬は、3ヶ月齢まで親兄弟と過ごします。その期間は「社会化」にとても大事な時期です。そのまま誰とも会わず、交流せず、人や他のワンちゃんとの付き合い方も知らずに成長してしまったら、それはとても不幸なことになってしまいます。家族にしかなつかず、人嫌いで、内弁慶な犬に育ってしまいます。
散歩に行き、色々な人にお外で可愛がってもらい、色々な経験をし、刺激を受けて、明るい人好きな社交的な子に育ててあげてください。

ねこと暮らす

猫と暮らす十か条

猫と暮らす十か条

その1. むやみに外に出さない

猫はそれぞれテリトリーを持ち、見回りをかかさず守る動物なので家の中だけをテリトリーにしてあげれば満足します。
むやみに外に出してしまうと病気やケガ、事故のもとになり、おしっこ、うんちの観察ができません。

その2. トイレは猫の数プラス一つ必要

なるべく大きいトイレを用意しましょう。

その3. トイレの砂は細かいものを

毎日おしっこうんちは取り除く。
猫のおしっこは濃いために我慢させると膀胱の病気になります。
キレイ好きな猫が気持ちよくおしっこできる清潔でゆったりとした快適なトイレを用意することでストレスを減らし病気も少なくなります。

その4. 食事は「総合栄養食」の表示があるものを中心に

良いフードを食べていると毛ヅヤがよくなりうんちの量が減ります。
猫は好みがうるさく飽きやすいので品質がよく、食いつきの良いフードを複数用意しておきましょう。
またフードは開封した直後から脂肪分が酸化し風味が落ちてくるので小さな単位で購入しましょう。

その5. 毎日の食欲、元気、おしっこ、うんちを欠かさずチェック

猫は症状を隠してしまい飼い主さんが病気に気がつけない動物です。
普段から健康状態を把握できるようにしておきましょう。

その6. 3年ごとのワクチン接種、毎日のノミ予防はあたりまえ

感染してしまう前に予防することで長く友達でいてもらえるようにしましょう。

その7. 7才過ぎたら毎年健康診断

猫の人生の後半は病気のリスクが年々上がってきます。
早期発見・早期治療を心がけましょう。

その8. キャリーはプラスチックで上と横が開くものを選ぶこと

猫は隠れたがる動物で横から引きずり出すと怖がります。上が開けば出さなくても診療ができます。
大きめのキャリーなら災害時に避難ケージとしても使えます。

その9. 様子がおかしいと感じたらなるべく早く病院に相談を

繰り返しになりますが、猫は痛みや苦しみを表に出さずに我慢してしまいます。
飼い主さんが異常と気がついた時には相当重症になっていることが多いので、異変を感じたらすぐに病院に相談をお願いします。

その10. 猫と人間は親友

猫は一般のイメージとは違い、飢えていなければ非常に友情に厚く仲間を大事にする動物です。
猫と人がよりそいお互いの人生を優しく支え合います。

避妊手術について

避妊手術について

避妊手術は絶対に必要な手術ではありません。
避妊手術をしなくても病気にならない子もいますし、避妊手術をしたからといって絶対に長生きできる保証もありません。
それでも、当院では避妊手術をオススメしています。
理由は以下の通りです。

1) 動物の問題行動がとても小さくなる

動物の行動がとても小さくなる

犬や猫の無駄吠え、不適切な排泄、攻撃性などの問題行動のほとんどの原因が実は性欲に原因があると言われています。避妊手術をすることによって性欲から解放され情緒が安定します。
そもそも人間社会に組み込まれたとはいえ生き物ですから繁殖に対する欲求は本来とても大きいのです。繁殖能力を残したまま人間の都合で自由な繁殖を制限すれば当然フラストレーションがたまり、問題行動の原因を作ってしまうのです。
問題行動の多い動物は飼い主に愛されにくので避妊手術は動物と飼い主さん双方にメリットがあります。

2) いくつかの病気のリスクを減らすことができる

いくつかの病気のリスクを減らすことができる

雄犬は会陰ヘルニア、前立腺肥大、精巣腫瘍などの病気を予防できます。
雌犬は乳腺腫瘍、子宮蓄膿症など命取りの病気を予防します。
特に未避妊の子は乳腺腫瘍リスク26%を初潮時に手術することによって0.05%まで減らすことができます。ちなみに日本人女性の乳がん発生率は8%です。
子宮蓄膿症のリスク0%になりますから雌犬にとっては大変メリットが高いといえます。
雄猫の去勢手術は不適切な排泄(マーキング)の予防効果が高く、喧嘩もしにくくなるので結果的には最も延命効果の高い手術といえます。
猫はたやすく家を脱走し、外で子供を作ってくるので男の子でも女の子でも避妊手術をすることはかわいそうな野良の子猫を減らすことにも貢献します。
雌猫も7ヶ月齢までに避妊手術を済ませておくと乳腺腫瘍(猫はほとんどが悪性なので乳がんと言い切ってもいいでしょう)の発生リスクが7分の1に減るという論文があります。
動物のために避妊手術に対して否定的な印象をお持ちでしたら実はその逆であることをお伝えします。
ちなみに避妊手術をしたくない人の理由は、「麻酔が怖い」「痛いことをするのはかわいそう」「本来授かった体の機能を奪うことは悪いことだ」と言う声を多く聞きますがそうではありません。
若くて健康なうちに麻酔や手術を済ませた方が怖い思いも少なくリスクは低く経済的負担も少なくなります。
麻酔リスクはゼロではありませんが、実際にどのくらいかというと「若い健康な犬の全身麻酔における死亡率0.6%、猫は1%」と言われれいます。長生きで健康でいてもらうために避妊手術はとても役に立つはずです。
子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、会陰ヘルニアの飼い主さんから「なんで避妊手術に予防効果があることを教えてくれなかったのか」と涙ながらに言われることがあります。
避妊手術により動物も飼い主さんも不幸な病気を予防できますし、問題行動も減ります。何より動物も飼い主さんも幸せになれます。

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